「花」(その6)

いよいよ6つ目の花です。これも野菜の一種です。

RIMG8820

 これは、オクラの花です。細長く先がとがった角のようで、断面が星の形をしているイメージがありますが、種類によっては丸っこい断面のものもあるそうです。

 アフリカ北東部原産で、現地では同じ株から毎年実をつける多年草ですが、寒さに弱く日本では冬を越せないため一年草です。

 花を見てハイビスカスをイメージした人もいるかもしれませんが、実はオクラもハイビスカスも同じアオイ科で、オクラと同じようにハイビスカスの実にもネバネバがあり、暑い地方で水分が蒸発しにくくなっているのだそうです。

 アオイ科にはほかにも綿(わた)の木やマシュマロの木(お菓子のマシュマロはもともとこの木の根が原料でした)などがあります。綿の木やマシュマロの木はどんな花が咲くのか調べてみてもいいですね。

 夏休みに十四山東部小に咲いていた6つの花を紹介しましたが、すでに新しい花も咲き始めています。もうすぐ2学期が始まりますので、どんな花が咲いているのか探してみましょう。

「花」(その5)

この花も子どもたちがよく栽培する植物の一つです。小さい黄色い花が連なって咲いています。

RIMG8816

 この花は4枚目の紫色の花よりも知っている人が多いような気がします。
 これはミニトマトの花です。
 花のあとには3cmくらいの丸くて赤い実がたくさんなります。花が咲いた順にトマトが実をつけていくので食べるのが楽しみになっていきます。


 実はトマトもナスもピーマンもトウガラシも、そしてなんとジャガイモも同じナス科の仲間です。面白いですね。

「花」(その4)

いよいよ難しくなってきました。この花の名前が分かるでしょうか。ヒントは花の色です。

RIMG8818

 この植物を自分で栽培したことがある人はすぐにわかると思いますが、もともとこの植物は花を観賞することを目的に作られてはいないので、まったく見たことがないという人もいるかもしれません。


 実はこの花は、茄子(ナス)の花です。

 下の写真のように、花のあとに茄子の実が大きくなってきます。日本では少し曲がっている形のイメージがありますが、英語で「eggplant(エッグプラント)」つまり「卵の植物」という名がついているように、丸っこい形が多いようです。日本でも加茂ナスのように丸い茄子がありますね。
 茄子に徒花(あだばな)はない、つまり咲いた花にはすべて実がなる、と言われるくらい、花のあとにはしっかり実がなるそうです。
RIMG8822

「花」(その3)

3つ目の花です。難しいかもしれませんが、運動場の北側の植木の下にたくさん広がっているので見たことはあるという人が多いでしょう。

RIMG8812

 この花は「ガザニア」といいます。
 ただ、ガザニアの花はとてもいろいろな色や形をしてるので、知っているものとは違うかもしれません。暑さにも強く、春から秋まで花が咲き続けます。このあたりの気候でしたら枯れずに冬越しもするそうです。
 北側の門を入ったところにも大きく広がっています。気にしたことがなかった人は、9月に観察してみてください。

「花」(その2)

向日葵の次の花は、少し遠めなのでわかりにくいかと思いますが、育てたことがある人はシルエットですぐわかると思います。

RIMG8821

 これは「鳳仙花(ほうせんか)」です。
 花が咲いた後に種が飛び出す仕組みが面白くて覚えている人もいるかもしれませんね。

 いつの間にか種が飛び散っているので、次の年には「こんなところに芽を出している」と驚くこともよくあります。